【リンゴが入った神秘のお酒】カルバドスの味や特徴をご紹介

リンゴがまるまる入っている!? カルバドスのつくりかた
ビンの中でリンゴの成長をさせます。
瓶の中にリンゴが丸ごと1個入ったお酒「カルバドス」。
瓶の口よりも大きなリンゴを、どうやって瓶の中に入れたのか、不思議ですよね(笑)その秘密は、製法にあります。
季節は春、リンゴの果実がまだ小さい時期に、空瓶の口から中に入れ、瓶を木の枝に直に括り付けて固定。
リンゴは瓶の中で成長し、秋になってリンゴが成熟すると、瓶ごと木から切り離されます。
そして、カルバドスを瓶に注ぎ、リンゴの実をアルコールに浸します。
3~4週間後、瓶内に残ったカルバドスを流し出し、新たにカルバドスを注ぎます。
さらに4~5週間後に瓶内のカルバドスを再び空にして、3回目のAOCカルバドスを注ぎ、瓶の封をして出荷されるそうです。
アップルブランデーとカルバドスの違いは、決まった地域でつくられたものがカルバドスと名乗ることができるとのこと。
カルバドスとは、コニャックとアルマニャックに並ぶフランスの3大ブランデーのひとつで、フランス北西部ノルマンディー地方でつくられるリンゴを原料としています。
原料となるリンゴの収穫から蒸留、熟成、ブレンドまで、ノルマンディー地方の決まった3つの地域で行われたアップルブランデーだけが、カルバドスと名乗ることができます。
実際に飲んでみました。カルバドス。まずはストレートで。
そういえば初めてカルバドスに出会った?のは、確か東京の日本橋にあるマンダリンオリエンタル東京のバーだったと思います。
当時は20代半ば位で、すごくお金持ちの知り合いに連れて行ってもらって、珍しいお酒があるからと言って飲ませてもらい衝撃を受けたのを覚えています。
「う、うま!?!?」
当時はあまりブランデーやウイスキーといったお酒はそこまで飲む機会はなかったのですが、そんな人間が飲んでもびっくりする美味しさ。
ただ、その時は「こんな高級そうなリンゴが入ったお酒、自宅で買うなんてできないだろうな~」と半ばあきらめて調べる気もしなかったです。
しかし時は流れ10年後、まさか出会うことになるなんて。
ちょっとお値段は高いですが買うしかありません!

いやー、高級感あります(笑)全く意味はないですが、缶チューハイと並べてみますね。

さて、どうでもいい話ははここまでにして実際に飲んでみましょうカルバドス。
ますは王道のストレートで。。。

おーーーーーーーー、なるほど。リンゴが入っているのでもっとリンゴの甘さが出ているのかと思いましたが、あまり感じず。
ただ、ブランデーによくあるの「ピリ!(ブワっ」と来るようなきつさはありません。※あまりブランデーが得意では無い人がよく言うお酒感がないイメージです。
ので、よく言えば「マイルド」 悪く言えば「ブランデー感がない」かもしれません。
美味しいか美味しくないかで言えば、美味しいです。
比較対象が合っているかはおいておいて、ラフロイグやラガヴーリンのような癖の強いアイラ島のウイスキーが好きな方にはあまりおすすめしません。
逆に甘いお酒が好きな方にはドンピシャリではまる可能性もありますね。
カルバドスをロックで飲んでみます
さて、次はロックで飲んでみましょう。

あ~、ロックいいですね! なんでだろう、すこし甘さが強調されます。
あまりお酒が強くない方は、トニックウォーターで割って飲むのもおすすめです。
念のため、基本的にはストレート・ロックで飲むのがいいでしょう。
カルバドスの本場ノルマンディー地方では、食後酒としてカルバドスをストレートで味わうのが一般的です。
しかし、アルコール度数40%のお酒ですので、強いお酒を普段あまり飲み慣れていない人は、割って飲むのもおすすめ。
ライムジュースとグレナデンシロップを加えて作る定番のカクテル「ジャックローズ」や、甘みのあるトニックウォーターで割ったシードル風、あるいはアップルジュースやオレンジジュースを加えても爽やかなカクテルになります。
また、ノルマンディー地方では「カフェ・カルヴァ」と言って、朝のコーヒーにもカルバドスを入れるそうです。
料理に合わせるのは難しいぞカルバドス
食後酒なので、赤ワインや白ワインのように肉や魚と合わせるというような感じではありません。食後にお口直しでストレート・ロックで一杯楽しむ。位がちょうどいいのではないでしょうか。
7000円~8000円払うのがお得なのかどうか。
7000円のカルバドスって正直カルバドスでは安い部類なんです。なので、カルバドスを楽しみたい。どんな味か知りたい。という人には良いと思います。
自分が日本橋のマンダリンホテルで飲んだカルバドスは今回飲んだものよりもっと「甘かった」記憶があります。
カルバドスの導入としてはお買い得かもしれませんが、もし少しでもはまる部分があればもっと高いものを購入してみてもいいかもしれないですね。
生産地域によって3種類に分類されるカルバドスの味と特徴
カルバドスは、生産地域によって3種類に分類されますが、基本はリンゴの甘い味が特徴です
「カルバドス・ペイ・ドージュ」
ノルマンディー地方の中央北東寄りに位置する地区。リンゴに最適の土壌とされ、高級カルバドスとして取引されます。洋梨を混合する割合は、30%以下が条件で、オーク樽での熟成期間は2年以上。リンゴを多く使っているのが特徴で、味わいは「カルバドスの王」といった印象。コニャックやアルマニャック好きな方におすすめ。
「カルバドスAC」
ノルマンディー地方全域や、ペイ・ド・ラ・ロワール地方のマイエンヌ県とサルト県、サントル地方のウール・エ・ロワール県。蒸留法に規定はなく、異なる地域で作られたシードルやポアレをブレンドして作ることも。価格は比較的抑えめで、初心者にもおすすめ。
「カルバドス・ドンフロンテ」
ノルマンディー地方の中央南側に位置する地区。洋梨ワインやポアレを30%以上使うのが条件で、オーク樽での熟成期間は3年以上。
リンゴと洋梨の風味が複雑に絡み合った味わいが人気。生産量・流通量ともに少なく、希少価値を求める方におすすめ。
初心者にはおすすめ・今回買ったカルバドスをご紹介します!

フランス北部ノルマンディー地方産、マイルドでフルーティーな味わいのリンゴのお酒フィーヌ1759円(税込1899円)


その甘く芳醇な香りと口当たりで、フランスの国内だけでなく、世界に根強いファンを持っています。
マイルドでフルーティーな味わいで、食前酒や食後酒としてそのまま飲むのはもちろん、チョコレートと一緒に味わうと、リンゴの甘みや華やかな香りをより楽しむことができます。
紅茶に加えたり、ハイボールに使ったりしても美味しくいただけます。リンゴが丸ごと入った「ポム・ド・イヴ」の詰め替え用としてもお使いいただけます。
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上質なカルヴァドスに、ボトル内に封じ込められたリンゴの甘味や香りが加わった、マイルドでフルーティーな味わいが特徴で、「神秘のお酒」と言われることも。食前酒や食後酒として、ロックで飲むのがおすすめ。
チョコレートと一緒に味わうと、リンゴの甘みや華やかな香りをより楽しむことができます。紅茶に加えたり、ハイボールに使ったりしても美味しくいただけます。